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三菱 eKスペースとスズキ スペーシア徹底比較!

三菱・ekスペース スズキ・スペーシア

現在、スーパーハイトワゴンは軽自動車販売台数のうち、約30%のシェアを占めています。

トールワゴンと並んで軽自動車の中核モデルとなるだけに各メーカーとも力を注いでいる激戦区となっていますが、その中で健闘を見せているのがスーパーハイトワゴンでは最後発となるekスペースで、苦戦を強いられているのがスペーシアです。

こちらのページでは両車のエクステリア、インテリアのデザインと燃費性能を徹底比較します。

躍動感のあるエクステリアを持つekスペース!

ekスペースのリアビュー スペーシアのリアビュー
全長:3395mm
全幅:1475mm
全高:1775mm
全長:3395mm
全幅:1475mm
全高:1735mm

2014年4月〜2015年3月までの軽自動車新車販売台数ランキングを見ると、スペーシアは10位、ekスペースは11位という結果になっています(一般財団法人全国軽自動車協会連合会調べ)。

1位がダイハツのタント、2位がホンダのN-BOXと上位2車がスーパーハイトワゴンであることを考えれば、両車は大きく差をつけられていることになります。

ただし、ekスペースは三菱と日産が共同出資して設立したNMKVが開発、両社でekスペース、デイズというネーミングで販売されており、デイズはN-BOXに次いで3位にランクインしています。

ekスペースの月産目標はデイズの半数に抑えられて(これは三菱のネームバリューの低さとディーラー販促力の弱さが影響しています)おり、スペーシアの月産目標台数と比較すれば大健闘といえます。

スペーシアはスーパーハイトワゴンで独走を続けるタントをライバル視してスズキが開発しました。そのため、車の個性はタントに近く、小さな子供のいる家庭を訴求対象とし、エクステリアも万人受けするオーソドックスなデザインに留まっています。

基本的にekスペースも小さな子供のいる家庭を訴求対象としていますが、スーパーハイトワゴンとしては最後発だっただけに他車との差異化が必要となり、ekワゴンで成功したNMKV特有の上質感とデザイン性を引き継いだパッケージに仕上げました。

エクステリアで目立つのはボディサイドに組み込まれた上下のキャラクターラインで、上はほぼ水平基調に、下はフロントフェンダー下部からリアフェンダー上部に伸びるデザインを採用しており、ボディをグラマラスに見せていると同時に躍動感を与えています。

両車ともピラーをブラックに塗装してルーフを浮かせるような視覚効果で開放感を図っていますが、ekスペースがAピラーでベルトラインを下げ、Cピラーで再び上げてリアクォーターガラスをバックドアのガラスと一体化させていることに対し、スペーシアはベルトラインを一直線に抑えています。

このデザインもスペーシアのエクステリアを平坦に見せている要因のひとつです。

両車ともに家族思いの装備は充実!

ekスペースのリアサーキュレーター スペーシアのリアヒーターダクト
暑い夏でも後部席の空調を整える。
室内長:2235mm
車内幅:1320mm
車内高:1400mm
寒い冬でもすぐに温まる後部席。
室内長:2215mm
車内幅:1320mm
車内高:1375mm

インテリアの装備では両車ともに小さな子供とその家族に対する思いやりの装備が充実しています。

後部席の乗員を日差しから守る遮光性の高いロールサンシェードをリアサイドガラスに装着、フロントガラスやフロントクォーターガラスは紫外線をカットするUV加工が施されており、後部席のシートは左右独立で前倒とリクライニングが可能となっています。

また両車とも後部席まで空調の装備があり、ekスペースにはリアサーキュレーター、スペーシアにはリアヒーターダクトが設置されています。リアサーキュレーターは車内のルーフ中央に取り付けられており、後部席専用の空調装備で後部席から操作が可能になっています。

スーパーハイトワゴンは車内空間が広いので後部席まで空調が届きづらく、夏場など後部席まで快適にするためには、運転席や助手席が寒くなるほど冷やさなければならない時があるので、女性には嬉しい機能といえます。

装備の面ではほぼ同等ですが、車内の広さになるとekスペースがやや有利となります。

室内長2235mm、室内高1400mmであることに対し、スペーシアはそれぞれ2215mm、1375mmとわずかですが狭く、後部席のスライド幅もekスペースの260mmに対して170mmしかありません。

後部席の子供を前部席に引き寄せる時や荷室に荷物を積載する時、実用面で大きな差を実感するはずです。

燃費効率で差をつけるスペーシア!

ekワゴンの3B20型MIVEC ワゴンRのWA04A型モーター
最高出力:36kW(49PS)/6500rpm
最大トルク:59N・m/5000rpm
JC08モード:26.2q/L
最高出力:1.6kW(2.2PS)
最大トルク:40N・m
JC08モード:32.0q(エンジンとの組み合わせによる)

エクステリアやインテリアでは差をつけられたスペーシアですが、ekスペースと比べて大きな差をつけられるのが燃費効率です。スズキは軽自動車初となるハイブリッド、Sエネチャージを開発しており、このスペーシアにもそのシステムが搭載されています。

モーターだけの走行はできませんが、エンジンアシスト機能のモーターがついているのでJC08モードは32.0q/Lを達成、これはスーパーハイトワゴンの中でトップクラスの記録です。

ekスペースは従来から使われている軽自動車用エンジン、3B20型を改良して燃費効率を高め、JC08モードは26.2q/Lまで引き上げましたが、その代償としてエンジンパワーが犠牲となりました。

最高出力36kW(49PS)、最大トルク59N・mというスペックは車重の重いスーパーハイトワゴンではややパワー不足といえます。

まとめ

エクステリアやインテリアのパッケージはNMKVらしく上質感があり、スタイリッシュですが、やはりパワーと燃費効率で劣っていることは否めません。

対するスペーシアは燃費と走行性能を特化させており、経済性を優先する家庭では最適な1台となります。

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