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軽自動車のエンジン性能

軽自動車エンジン性能

軽自動車は排気量が660ccと規定されているため、各軽自動車メーカーはその範囲内でエンジン性能の特性を決めなければなりません。

2BOXハッチバックであれば燃費重視型に、スーパーハイトワゴンやスーパーハイトワゴンであれば馬力重視型、多目的SUVやヘビーデューティーな四輪駆動はトルク重視型など、同じエンジンでもチューニングの仕方で特性が変わります。

そのチューニングの仕方こそ各軽自動車の持ち味であり、また魅力でもあります。

こちらのページでは軽自動車のエンジン性能について解説しているので、購入対象車やその競合車との比較検討を行う際、参考にしてください。

エンジン性能の表記の読み方

自動車のエンジン性能は、それぞれのカタログにある、主要緒元というところにかかれています。

主要諸元の中には、最高出力最大トルクという項目があると思います。この2つがエンジンの性能を表しています。

最大出力は54PS/6,500というように表記され、エンジンの回転数が6500回転のときに、最大54PSの力がでるよということになります。

PSというのは、わかりやすくいうと馬力のことです。例でいうと、54馬力でるということで、わかりやすくいうと、馬54頭分の力をだしてるよってことになります。

最大トルクは63N・m[6.4kg・m]/3500rpmというように表記され、エンジンの回転数が3500回転のときに、63N・m[6.4kg・m]のエンジンを回転させる力が出るよということになります。


最大出力と最大トルクの意味の違いがわかりにくくて、実際理解しにくいと思います。

しかし本当に理解しようと思うと、物理の話などもでてきて、非常にややこしくなってしまいますので、ここではあえてご説明しません。(というより仕事にしていない限り必要ないと思います。)

大切なのは、エンジンの力が強くても、車の重量が重ければ遅いですし、エンジンの力が弱くても、重量が軽ければキビキビ走ることがあるということを理解することです。

軽自動車のエンジン性能をイメージで言うと、普通の街乗りでは充分すぎる性能。高速道路でも問題なし。きつい上り坂や山道ではもう少しパワーが欲しい場面もあるというような印象です。

こればっかりは、軽自動車と普通車を実際に乗ってみて、違いを体感するしかありません。

結論をいうと、”軽自動車でも充分なエンジン性能はもっている”と、私は思います!

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同じエンジンでも車種によって特性が変わってくる!

軽自動車に限らず、新型エンジンの開発や製造には巨大なコストが必要となります。したがって1度開発されたエンジンの寿命は長く、20年以上もいろいろな車種に搭載されることもあります。

しかし各車種に同じエンジンを搭載するからといって性能まで同じわけではありません。搭載する車種に合わせて特性を変化させ、また車種のマイナーチェンジによってエンジンも進化させていきます。

たとえばダイハツの自然吸気エンジンKF-VE型はスーパーハイトワゴンのタントやスーパーハイトワゴンのムーヴ、燃費重視型の2BOXハッチバックスタイルを持つミライースまで搭載されていますが、同時にダイハツの商用車、ハイゼットシリーズにも搭載されています。

エンジン特性でどれだけの違いがあるか、諸元表から検証します。

同じKF-VE型でもタントは最高出力が38kW(52PS)/6800rpm、最大トルクが60N・m(6.1kg・m)/5200rpm、ハイゼットトラックは34kW(46PS)/5700rpm、60N・m(6.1kg・m)/4000rpmとなっています。

ちなみに最近はPS表記(馬力)ではなくkW(キロワット)でパワーを表し、トルクはN・m(ニュートンメートル)で表記することが多くなりましたが、どちらもただの単位なので参考程度に覚えておいてください。

タントとハイゼットトラック、どちらも同じKF-VE型エンジンですが、トルクは同じ、馬力はタントが上のチューニングになっています。これはタントのエンジンの方が優秀に作られているわけではなく、それぞれの車種の特性に合わせている仕様が異なる理由です。

数値で注目するのはトルクの回転数です。ハイゼットトラックが4000rpm(回転)することに対してタントは5200回転に設定されています。つまりハイゼットトラックの方が少ない回転数でトルク(タイヤを力強く回転させるパワー)を発生させることができます。

トラックは荷台に荷物を積むため、低い回転域でトルクを最大限に引き出す特性が必要なのです。一方、タントは市街地走行だけでなく高速道路の走行もあるので、馬力(タイヤを速く回転させるパワー)を上げる必要があります。

このように同じエンジンでも車種によって性能が異なってくるので、自分の運転の仕方と車種のエンジン特性が適合しているか、諸元表を見て確認することをお勧めします。

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