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軽自動車の中古車を選ぶ際、五感を使って判断するチェックポイント

五感

五感とは、視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚のことで、人間の感覚機能すべてを表す言葉です。軽自動車の中古車を検討する際、これらを使うことで対象車両の細部まで調べることができます。

どれほど上手な営業トークでも、本人の五感から得られる情報にはかないません。五感をすべて使って、安心と納得の軽中古車を購入しましょう。

1.目でチェックするポイント

視覚によるチェックポイントは五感の中でもっとも多くあります。ボディ回りやエンジンルーム、車内やトランクルームなど全体に及ぶので、購入対象車をチェックする際は視覚から始めることをお勧めします。

1-1.ボディの状態は視覚チェックが効果的

修復歴なしの軽中古車で、走行距離や年式の浅い車種がボディに歪みを生じさせることはありません。しかし古い年式、新しくても年間3万km前後走っていた車種はモノコックにストレスがかかって歪んでいることがあります。

これをチェックする際、まずはボディ全体を離れて見て、前後左右に違和感を持ったら可能性があります。

細部ではフェンダーとボンネット、ドアとルーフ、トランクとリアフェンダーなどの隙間(チリと呼ばれる部分)が均等でない場合も歪んでいる可能性があるので、全体を見て違和感を持ったら細部まで確認してください。

1-2.オイル漏れは見た目で分かる

新車登録時から5〜6年であれば発生の可能性は少ないのですが、7年目あたりから発症するのがエンジンのオイル漏れです。

エンジン上部のヘッドカバーとエンジン下部の本体の間には一般的にゴムパッキンが挟まっており、劣化してくるとその隙間からオイルが漏れてきます。この症状が出るとヘッドカバーとエンジンの間が黒く滲んできます。

初期症状であればすぐに走行不能になることはありません。しかし悪化するとエンジンルーム内全体がオイルで汚れ、やがてオイル不足からエンジンを壊してしまうことがあります。

オイル漏れを発見したら販売店に交換をお願いしましょう。

1-3.車内の装備品を確認する

基本的な装備品は販売前に整備されているはずなので、足りなかったり故障していたり、というようなことはほとんどありません。

しかし車両本体価格に比例して、比較的安価で販売されている車両の中には細部に不備が見られることがあります。

コンソールボックスを開けようとしたらバネが外れていた、シガーソケットの電源が壊れていた、サンバイザーを動かすと軋みがある、などの例があるので、視覚による車内のチェックは細部に重点を置いて行ってください。

1-4.ラゲッジルームも忘れずに

ラゲッジルームには緊急の場合に必要な工具類とパンクした際の修理剤が入っています。これらに不足がないことを確認すると同時に、フロアのカーペットをめくってサビが発生していないことをチェックしてください。

前使用者の積載物によっては、積載物からの水漏れでラゲッジルームにサビが発生する場合もあります。

2.耳でチェックするポイント

聴覚によるチェックポイントは主にエンジンルームです。異音は走行を不能にさせる前兆でもあるので、エンジンをかけ、些細な音も逃さず聞き、それぞれの音の種類を販売店側に確認するようにしましょう。

2-1.キュルキュルと音がしたら

アクセルを踏んでエンジンの回転数を上げた時にキュルキュルと滑るような音がしたらベルト類が摩耗しています。

エンジンにはタイミングベルト以外にもファンベルトやオルタネーターベルト、エアコンベルトなど多くのベルト類が使われています。

滑るような音が聞こえた場合は購入を前提にして販売店側に交換を依頼すれば、ほとんどの場合はサービスで行ってくれます。

2-2.ガラガラと金属音がしたら

エンジンをかけてアイドリング中にガラガラと、やや甲高い金属音が聞こえてきたら、ウォーターポンプのベアリング部損傷の可能性があります。

そのままの状態で走行するとオーバーヒートの原因になるので、現状維持で販売するのであれば購入は避けた方が賢明です。

2-3.ブレーキを踏んだ時にキーキーと音がしたら

車検が取れていない軽中古車でも敷地内であれば試走が可能です。五感でチェックする場合は必ず少しでも試乗することをお勧めします。

試乗してブレーキを踏んだ際、キーキーと音がしたらディスブレーキのパッド、またはドラムブレーキのシューが摩耗しています。

交換にはたいした費用がかからないので、販売店に交換をお願いするか、または購入後に自分で早めに交換する必要があります。

2-4.アイドリングの音が一定ではない場合

アイドリング中、エンジンの音がリズミカルでなく、バスンバスンと不安定なリズムと音を発した場合はエンジンの燃焼が不均等に起きている可能性があります。

原因は点火プラグやプラグコード、イグニッションなどいろいろあり、特定するためには時間がかかります。

どうしてもその車種が欲しいのであれば別ですが、同一車種の購入を検討した方が早く納車できることは間違いありません。

3.鼻でチェックするポイント

嗅覚のチェックポイントは主に車内です。嗅覚の好みには個人差が大きいので、前使用者や他の人が気にならない車内の匂いでも本人が不快を感じることがあります。

運転中は当然のことながら車内にいる時間が長くなり、不快な匂いに包まれていたら運転にも集中できません。

車内の匂いを確認し、どうしても我慢できないような匂いがしたら、その車種は避けた方がいいでしょう。

3-1.車内全体の匂いを確認する

車内の匂いは中古車だけではありませんが、中古車は経過した年数によって固有の匂いを発します。

まずは車内全体の匂いをチェックして不快感がないことを確認してください。芳香剤が強い場合は他の匂いを隠しているケースもあるので、すべてのドアを開けて換気し、その後に再度確認する必要があります。

3-2.エアコンをフル稼働させる

エンジンをかけ、アイドリング状態になったらエアコンをフル稼働させます。この時に悪臭やカビ臭がしたら要注意です。

原因は空気を取り込む際に汚れを取り除くエアコンフィルターか、空気を冷やすための冷媒装置であるエバポレーターのどちらかです。

エアコンフィルターなら安価で交換できますが、エバポレーターの修理・交換には5万円前後かかってしまい、販売店側がサービスで行う可能性は低いといえます。

エバポレーターが原因の場合は他の車種の購入をお勧めします。

4.口でチェックするポイント

五感といっても味覚で軽自動車の中古車をチェックすることはできないので、ここでは口、つまり販売店側の営業交渉について説明します。

4-1.値引き交渉をする

軽自動車の中古車は一般的に値引き幅が少ないと言われます。それでもまったく値引きしないわけではありません。

車両本体価格からの値引きができなくても、カーナビやオーディオなどの社外品をサービスで装着してくれることもあります。

5.触覚でチェックするポイント

触覚は手だけでなく足にもあります。ブレーキやアクセルの操作、乗り降りする時の車高なども触覚によってチェックできます。

5-1.ペダル類の踏み心地を確かめる

足のチェックポイントで重要なのがペダル類を踏んだ時の感触です。ブレーキペダルには適度な反発力と床まで踏んだ時に踏みしろが残っていなければなりません。

抵抗力があまりなく、床まで簡単に踏み込めてしまう場合、ブレーキフルードに空気や水が混入している可能性があり、大変、危険です。

またアクセルペダルの操作が渋い(引っかかる感覚)場合はスロットルケーブルに問題があります。

これはスロットルケーブルのストッパー調整を行えば比較的簡単に治る症状なので、購入の際は販売店側に修理の交渉を行いましょう。

5-2.シートに座って操作ポジションを確かめる

カタログ数値や画像で見て気に入っても、実際に対象車両を見ると違う印象を受けることがあります。最後は運転席や助手席、後部席に座り、それぞれの位置についている操作類のチェックを行ってください。

A車は気に入っていたけれどB車の方が操作しやすい、ということもあります。そんな時は自分の五感を信じた方が、良い結果を招く可能性が高くなります。

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