軽自動車の車検不合格になった場合はどうすればよいのか？

もし車検に不合格になった場合には、その日のうちに再検査をすることになります。

その日のうちの再検査ならば、何度再検査をしてもお金がかからないのですが、翌日以降になると別途検査料を支払わなければならないからです。

時間を取られないためにも当日中に確実に合格する必要がありますが、そのためにはテスター場の利用と、検査官への申告が大切です。特に、ユーザー車検を初めて経験する人や慣れていない人にとってはこの二つが重要になります。

検査ラインで合格すればいいですが、中には不具合や故障箇所があって、不合格になる場合があります。

不具合箇所や不合格と聞くとビビってしまいますが、ほとんどの場合は車の操作の仕方が悪かった場合が多いので、落ち着いて対処すれば大丈夫です。

私もはじめて車検を受けた時はコツがわからずブレーキ検査で落っこちましたが、再度ブレーキ検査だけやって合格しました。

再検の手続き

さて不合格箇所があった場合は『再検』という形になり、もう一度検査を受ける必要があります。

検査ラインの最後で検査官から、どこが悪くて不合格だったのか教えてもらえるので、調整や修理をしてもう一度不合格箇所の検査を受けます。（最初からすべて検査しなくてもよい）

車検場の周りには、車の部品屋さんや整備工場がある場合が多いので、利用してみてもよいでしょう。

調整や修理の必要がなく運転手の操作ミスが原因であった場合には、再度検査ラインに並んで、不合格になった検査だけ受けて合格すればいいのです。

当日の再検査なら何度受けてもお金はかかりませんが、翌日以降になると、検査料1,400円をもう1度支払わなくてはならないので、できればその日の内に済ませておきたいですね。

はじめての方は操作ミスで不合格になるケースが多いので、できれば午前中に検査を受けておいて、もし不合格になったとしても午後に再度受けるようにすれば、その日の内に車検を完了することができます！

ここで注意しておかなくてはならないのが、不合格になって１５日を過ぎると書類作成からやり直しになるので、ご注意を。

テスターの利用と検査官への申告が大切

車検場で本検査を受ける前には、テスター場での試験を受けることをお勧めします。なぜならば、テスター場は検査場と同様の設備を持っており、疑似検査をすることができるからです。

テスター場でのテストに合格していれば、ほぼ100％車検に通ることができるといえます。もし落ちたとすれば、それはテストコース内での単純なケアレスミスによるものです。

初めてユーザー車検を受ける場合は、これらのケアレスミスを防ぐために、試験前に検査官に申告しておきしょう。

試験場のコース内にはユーザー車検を初めて受ける人のために見学通路が設置されています。これは予めコースの見学をさせてもらえる制度であり、ケアレスミスを防ぐために役立ちます。

また、初めて受ける人は試験官からハザードを付けるように指示されます。これは受験者が初心者だということを周りに知らせる合図であり、ハザードを付けることによって少し時間が掛かることを後ろの人に知らせることができます。

ハザードによる周知がなければ、後ろの人がいらだって圧力をかけてくることもあり、それによる焦りからケアレスミスを生じることがあります。これを防ぐためにも、ハザードを付けておくことが有効です。

また、事前の申告をしておくと、検査官によっては一緒にコース内をついてきてくれる場合があります。これは、その日の検査場が忙しいかどうか、また担当する検査官の性格にもよるため、あまり頼りにすることはできませんが、申告をしておかなければ受けられるフォローも受けられないので、やはり申告しておくことは大切です。

検査前にテスター場でテストを受けておき、さらに不安がある場合には検査官に申告することでケアレスミスを防ぎやすくなります。これらの工夫によって、確実に検査に通るようにしましょう。

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