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軽自動車の高速道路での燃費はどれぐらい下がる?

高速道路

軽自動車は高速道路の長時間走行に不向きと言われています。

ボディサイズが小さく、エンジンの排気量も少ないので走行の安定性と燃費効率の悪さが不向きの理由とされていますが、一概に不向きと断言できない部分もあります。

ここでは高速道路で燃費が悪くなる理由と、その対処方法を解説します。

1.高速道路と燃費の関係

高速道路を走ると燃費が良くなる、という定説があります。これは一定の条件下が前提であり、高速道路でも運転の仕方次第では燃費が悪くなることもあります。

まずは高速道路の走行でエンジンがどのように燃料を消費するか、その基本的な知識を説明します。

1-1.エンジンの回転数と燃料消費率は必ずしも一致しない

加速する時、エンジンの回転数が上がるので燃料消費率は高くなります。

しかし5000回転まで回して加速すると燃費が悪くなるのだから、高速道路を5000回転で走行していたら燃費が悪くなるのが当然なのに、一定の速度で走っていたら燃費が良くなった、という例もあります。

これは単純に言うと同じ5000回転でもピストン内に噴射される燃料の量が異なるからです。

自転車を例に取ると分かりやすくなります。たとえば発進してから快適な速度になるまで20回ペダルを漕ぐ時と、快適な速度になった状態で20回ペダルを漕ぐ時を比べれば、どちらが力を必要とするか理解できるはずです。

自転車を例にするならば漕ぐ回数がエンジン回転数となり、漕ぐ力が燃料に相当します。

1-2.一定の速度で走っている限り燃費は良くなる

上記の説明からも分かるように、高速道路で一定の速度を保っている限り、軽自動車でも燃費は良くなります。高速道路で最適な速度は80km/hで、エンジン回転数は2000〜3500回転の領域となります。

この回転域は車種に搭載されているCVT(自動無段変速機)のギア比によって異なります。

ちなみに100km/hで走行時、もっとも回転数が少ないのはスズキの2BOXハッチバック、アルトで2120回転となっており、スズキ勢は全体的に回転数を低く設定していることに対してダイハツ勢は2500回転前後と、比較的高めに設定しています。

2.高速道路で軽自動車の燃費が悪くなる理由

一定の速度で走り続けることができれば燃費は良くなりますが、高速道路は一定の速度で走り続けるのが難しい状況にあります。

これはどの車種も同じですが、排気量が少なくなってパワーが小さくなるほど速度変化による燃費効率は悪くなります。

軽自動車が高速道路で燃費が悪くなるのは、排気量が少ないこと、それから車内を広く取るためのボディ形状が理由です。

2-1.排気量が少ないので燃費が悪くなる

高速道路は一般道と違って山間部を切り開いて開通させたため、どうしても高低差が生まれます。

上り坂になればパワーを必要とするので、平地のパワーのままでは速度が落ちてしまうのでアクセルを踏まなければなりません。

これは軽自動車だけに限ったことではありませんが、排気量が2000cc以上の普通車であれば出力アップを20%で済むところでも軽自動車は50〜60%アップしなければなりません。

アップダウンやカーブが連続する高速道路になるほどパワーが必要になるので、そういった高速道路で長時間運転をするほど燃費が悪くなってしまいます。

2-2.ボディ形状が燃費を悪くする

一般道は制限速度の最高速度は60km/hなので、市街地を走行している時はあまり空気抵抗を意識することはありません。しかし高速道路で80〜100km/h走行をしていると空気抵抗が格段に増えていることを実感します。

空気抵抗は前面投影面積(車を正面から見た時の形状と面積)によって大きく変わりますが、最近の軽自動車の売れ筋であるスーパーハイトワゴンやトールワゴンは、この面積が大きいことから空気抵抗を受けやすく、面積の少ない2BOXハッチバックやスポーツカーに比べて燃費効率が悪くなります。

高速道路は山間部の谷間や斜面を利用して道路を開設しているので、どうしても風の通り道になりやすく、状況によっては強い向かい風になることもあります。

向かい風になれば当然、空気抵抗も増えます。風の強い日はある程度、燃費が悪くなることを想定しておいた方が賢明です。

3.高速道路で燃費効率を上げる運転

排気量が小さいために、高速道路ではアクセルを踏むことが多くなる軽自動車でも走り方次第では燃費効率を上げることができます。以下にその方法を紹介するので高速道路における長時間ドライブの際、参考にしてください。

3-1.CVT(無断自動変速機)の特性を考えて走行する

他の車種や空気抵抗、道路状況などを考えながら一定走行で走るのはけっして簡単なことではありません。

この難しい作業を簡単にしてくれるのが、現在、ほとんどの軽自動車に搭載されているトランスミッション、CVTです。

シフトレバーをDレンジに入れておくだけで、つねに最適な燃費効率の回転数を自動的に選んでくれるCVTは、とくに80km/h前後の走行時に燃料消費を抑える回転域をキープしてくれます。

CVTはコンピューター制御によって細かくギア比を変えているので、積載物や乗員が増えている時、あるいは積載物が多い時でも適切な回転域をキープしますが、任意の操作をするとパワーを優先して燃費効率優先が解除されます。

たとえば坂道に差し掛かった時、70km/hまで落ちたので一気に速度を上げるため、アクセルを踏んで90km/hまで加速するような運転をすれば燃費効率が悪くなり、70km/hまで落ちてもゆっくりと80km/hまで達するようなアクセルワークをすることで燃費効率が上がります。

3-2.追い越す時は直線の下り坂で

高速道路の走行車線を80km/hで走行している限り、向かい風や上り坂の状況であっても加速する必要はありませんが、時には80km/h以下で走行している車が前を走っていることもあります。

とくに積み荷が多いトラックの場合、上り坂やカーブになると速度が落ちるので、どうしても追い越す必要が出てきますが、その状況においても上り坂やカーブで追い越すために加速すれば燃費効率が悪くなってしまいます。

80km/h以下で走行中の車を追い越す場合は高速道路が比較的直線状態、しかも勾配が下っている状況であれば燃料をあまり消費せずに、しかも速やかに追い越すことができます。

ただし、その際は追い越し車線に十分な車間距離があることを確認してください。

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