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軽自動車のボディサイズ。全長・全幅・全高の制限

軽自動車は税制で優遇される反面、ボディサイズや排気量が決められており、小型車や普通車のカテゴリーを侵害しないような措置が取られています。

軽自動車規格は日本独自で、海外ではスマートのようにボディサイズが軽自動車以下であっても排気量が1Lなど、ボディサイズと排気量は自由に決めることができます。

軽自動車は日本のガラパゴス現象と言えますが、この厳しい規格があったからこそ、軽自動車は長い歴史を経て発展してきたといえます。

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軽自動車の決められた寸法

軽自動車は「」と呼ぶくらいなので、ボディサイズは小さく設計されています。これは法律で決められており、軽自動車のボディサイズには下記のような制限があります。

軽自動車ボディサイズ制限

  • 全長3400mm以下
  • 全幅1480mm以下
  • 全高2000mm以下

この内、どれか1つを1mmでも超えると、軽自動車ではなく普通車に分類されてしまいます。これはボディサイズの制限ですが、軽自動車には他にもエンジンの排気量が660cc以下という制限もあります。

現在軽自動車の中で人気のボディタイプは、スーパーハイトワゴンタイプセミトールワゴンタイプの軽自動車ですが、どちらも軽自動車の規格に収まる範囲内で、できる限り室内空間を広くするため、規格ギリギリまでボディサイズを拡大しています。

特に全長と全幅はギリギリまで拡大している車種が多く、現在販売されている軽自動車のボディサイズは、全長3395mm・ 全幅1475mmとなっている車種がほとんどです。

この中で、軽自動車でネックになっているのが、1475mmという全幅で、全長と全高はそれほど気にならないのですが、全幅は、運転手がドアに肘が当たってしまうなど、不満がでてくることが多い部分なのです。

普通車の中でも小型の5ナンバーの規格は、全長4700mm、全幅1700mmとされており、5ナンバーサイズの小型車でも全幅は1695mmとギリギリまで拡大しているので、軽自動車の全幅1475mmというサイズは、かなり小さいことがわかります。

NBOXタントデイズ

そのため、軽自動車のボディデザインは普通車のそれに比べると、車体側面がキュッと細くなったようなボディデザインにせざる負えなく、それが軽自動車らしいフォルムを与えているのです。

それでも最近はかなり改善されていて、昔の軽自動車は運転するときに窓を開け、外に肘を放り出すスタイルで運転する人が多かったのですが、最近では、肘が当たらないような工夫がされており、快適性もかなり向上しています!

軽自動車メーカーの涙ぐましい努力が見られる部分です(;_;)

各メーカーの革新的技術が軽自動車の隆盛を作り上げた!

軽自動車の規格は道路運送車両によって定められていますが、現行サイズになるまで、2回の改正がありました。

国民車開発目的の当初は排気量が360cc、全長2.8m、全幅1.0m、高さ2.0mと定められていましたが、軽自動車の車検制度が始まった1975年には排気量が550ccに引き上げられ、全長は3.3m、全幅は1.4mに改められました。現行に改正されたのは1996年からです。

ワゴンR

軽自動車規格が現行サイズになっても、軽自動車は2BOXハッチバックスタイルかエンジンを座席の下に配置、主に商業ベースで利用されるキャブオーバー型が主流で、セカンドカーや商業車といったイメージが強かったのですが、その主流を大きく変えたのがスズキのワゴンRです。

エンジンを前方に置いて前輪を駆動させるFF方式のまま、全高を上げてフロアパネルを二重構造にし、座面を高くすることで乗員が足を曲げず、窮屈にならない車内空間を実現させました。

ワゴンRはその後の軽自動車でスーパーハイトワゴンというカテゴリーを作っただけでなく、小型車や普通車にもミニバンという分野を作るきっかけにもなりました。

スーパーハイトワゴンでは遅れを取ったダイハツですが、2003年に入ってホイールベースを2440mmまで拡大、全高1700mmとなるスーパーハイトワゴンのタントを発売、車内空間をさらに拡大させる軽自動車を開発します。

タントは車内空間が広いだけでなくセンターピラーを取り払って乗員の乗降と荷物の積み下ろしを簡単にしたミラクルオープンドアを採用、ユーティリティ性を高めています。

ダイハツやスズキの後塵を拝していたホンダは小型車のフィットで成功したセンタータンクレイアウトをN-BOXに採用、一時はスズキ、ダイハツを抜いて売上台数トップに輝いたこともあります。

軽自動車の規格は確かに足枷となりますが、その規格があったからこそ各メーカーが少しでも快適性と走行性を高めようと努力した結果、今日の軽自動車販売好調成績があるといえます。

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