タントの評価・レビュー
写真 | 概要 | 詳細 | |
---|---|---|---|
メーカー | ダイハツ | ||
車名 | タント | ||
JC08モード燃費 | 26.0〜28.0km/L | ||
エコカー減税 | 100%減税 | ||
< 主要スペック > | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
3395mm | 1475mm | 1750mm | 4.4m |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 車両重量 |
2200mm | 1350mm | 1365mm | 940kg |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
122〜187万円 | 45〜150万円 |
タントの評価・特徴
ダイハツが誇るベストセラー車種が『タント(Tanto)』です。2003年に初代モデルが登場して以来、常に販売ランキングの上位に君臨しているのをはじめ、スペース効率を最大限に確保した独特のパッケージングが、ライバルメーカーの開発戦略にも大きく影響を与えるなど、時代を先取りしたエポックメイキングな車種として知られています。
クラス最大級の広大な室内空間!
タントは、大ヒットを飛ばした乗用車派生型の軽ワゴン乗用車であるダイハツ・ムーヴや、スズキ・ワゴンRをも大きく上回る『スーパーハイトボディ』を採用しているのが特徴です。
2013年に登場した3代目となる現行モデルのルーフの高さは1750mmに達しており、これにより広大な室内空間を生み出しています。
実際の室内空間は長さ2200mm・幅1350mm・高さ1365mmで、幅こそ軽自動車規格の制約により、軽自動車規格の上位に位置するコンパクトカーなどと比べると控えめな数値となっていますが、それを補って余りある長さや高さを確保しています。
この広大な室内空間により、車中泊などの際に小学生ぐらいの子どもなら立ったまま着替えができますし、家具などの大きな物の積載も可能で、多彩な用途に活用することができます。
加えて、先代までのモデルよりもフロントガラスの角度を立てたことで、前席の頭上空間をよりゆとりあるものにしています。そのため、ルームミラーを確認する際の視線移動が従来モデルよりも少なくて済むのも、さりげない特徴といえます。
ついに「両側スライドドア」へと進化!
タントは、後席ドアのつくりが、モデルの進化とともに変遷しているのが特徴です。初代モデルは普通の乗用車と同様のヒンジ式ドア(ちょうつがい式)を両側ドアに採用していましたが、2007年に登場した2代目モデルでは、右側こそヒンジ式を残したものの、左側にはスライドドアを採用しました。
しかも、スライドドアを搭載するのみならず、『ミラクルオープンドア』と呼ばれるピラーレス方式を採用しています。
これは、通常の自動車において、前席ドアと後席ドアの間に設置されているセンターピラー(柱)を撤廃し、ピラーの役割を助手席ドアに内蔵した強化部材に持たせるものです。
これにより、側面衝突時のボディ強度を確保しつつ、乗り降りや荷物の積み降ろしのしやすさを実現するとともに、レジャーなどの際には、車内と車外をシームレスにつなぐ効果をもたらします。
そして、3代目モデルでは、ついに右側にもスライドドアを採用し、両側スライドドアとなりました。これにより、狭い場所で乗り降りする際などに、さらなる利便性向上を実現します。
加えて、両側ともに電動式スライドドアを採用したグレードやメーカーオプションも設定しています。但し、さすがにボディ剛性確保の観点から、右側のセンターピラーは残していますので、ミラクルオープンドアは左側限定の装備となります。
ボンネットなどに樹脂パネルを積極採用
タントは、軽乗用車で最大級の大柄なボディを身にまとっていることから、どうしても車体が重く、さらに重心も高くなりがちです。
これを克服するため、フロントフェンダーやボンネット、リアゲートなどのパネルに強化樹脂素材を採用し、軽量化と低重心化を図っています。実際の車重は、最も軽いL(2WD)で920kg、最も重いカスタムRS(4WD)でも1010kgに抑えています。
但し、パネルの補強方法が通常の鉄板の場合と異なり、一体成型のリブ(補強部材)を裏面に配する方式を採用していることから、パネル表面の塗装の見え方について不自然さを指摘する意見もネット上などで散見されます。
特に、樹脂パネルは経年劣化しやすいとされていることから、中古車の購入を検討している方については、パネルの状態をよく確認することをおすすめします。
活発な走りと低燃費を両立!
樹脂パネルを多用してまでこだわり抜いた軽量化対策に加え、『イーステクノロジー』とよばれる省燃費技術を用いて改良を重ねた高性能エンジンの搭載などにより、活発な走りと低燃費を高次元に両立しています。
タントの動力ユニットには2種類を用意。ベーシックなDOHC3気筒エンジンは52PSを発生。自然吸気エンジンならではの滑らかな吹け上がりを実現しており、ほとんどのユーザーにとって、これで十分と思わせてくれるパワフルなエンジンに仕上がっています。
一方、多人数乗車時やスポーツ走行時などにおいて、より力強い走りを求めるニーズに対応できるターボエンジンも設定しており、64PSのハイパワーと低回転域から分厚いトルク(最大9.4kg・m/3200回転)を発揮します。
一方で、公式燃費(JC08モード測定値)は最大で28.0km/L(2WDの自然吸気エンジン車)を記録しています。これは、エンジン内部の摩擦低減や燃焼効率向上に加え、アイドリングストップ機構や電力回生装置の搭載といった数々の対策の積み重ねによって実現しています。
安全対策や装備面も充実!
タントは、安全対策も充実しています。従来からのABSや前席エアバッグはもちろん、スマートアシスト(SA)とよばれる衝突回避支援システムを装備したグレードを設定。
いわゆる自動ブレーキシステムを核とした高度なシステムにもかかわらず、わずか6万円(税別)のアップに留めているのは極めて良心的といえます。
このほか、電子カードキー&プッシュ式スターターやUVカットガラス、格納式リアサンシェードや数多くの収納スペース、テーブルに早変わりするシートバックなど、さまざまな装備を充実させているのが特徴です。
価格とバリエーション
タントは、ベーシックデザインの通常の「タント」と、エアロパーツを身にまといチョイ悪な雰囲気を醸し出している「タントカスタム」から好みでセレクトできます。
新車価格は、122万400円(L・2WD)〜187万3800円(RS トップエディションSAII・4WD)といった具合に大きな幅があります。
一方、中古車の場合、現行モデルであっても、安いものだと80万円台から、オプションをふんだんに装備した車種では200万円超の個体も見つけることができます。
ベストセラー車種ゆえに、中古車の出回りも豊富ですから、実車をたくさん見て回り、良質な個体を手に入れるようにしましょう。
タントは中古車も比較検討してみよう!
タントは発売当初より車内空間の広さとミラクルオープンドアを独自の特徴としてアピール、現行車に引き継がれています。
したがってこれらタントの特徴を求めるならば初代や2代目の中古車でも十分に満足することができます。
タントは発売以来、ダイハツの主力商品となるほどの販売成績を残しており、中古車市場には豊富な車数が流通しています。状態の良い車種を探し、新車と比較検討してみることも購入方法の選択肢です。
現行車3代目のミドルグレード「X」の販売価格は、消費税込みで約134.5万円です。先代2代目を中古車で見ると、2008〜2012年登録モデルで同グレードのX、走行距離2〜3万kmという状態の良い車種が60〜80万円を中心に販売されています。
車数が多いので初代でも状態の良い車種が多く、2004〜2007年登録モデルのX、走行距離が同じく2〜3万kmの場合、45〜55万円が中心価格帯となっており、新車と同じ特徴を持ちながら半額程度で購入が可能となります。
中古車の場合、ナビやETCなどオプション装備が最初からついている車種を探せば、その分、さらに買い得感が増します。状態の良い車種を中古車販売店で探し、見積もりを出してから新車購入と比較検討すれば、購入資金を有効活用できるはずです!
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