プレオの評価・レビュー
| 写真 | 概要 | 詳細 | |
|---|---|---|---|
 |
メーカー | スバル | |
| 車名 | プレオ | ||
| JC08モード燃費 | 24.2km/L | ||
| エコカー減税 | 25～40％減税 | ||
| < 主要スペック > | |||
| 全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
| 3395mm | 1475mm | 1530mm | 4.2m |
| 室内長 | 室内幅 | 室内高 | 車両重量 |
| 2000mm | 1350mm | 1265mm | 970kg |
| 新車価格 | 中古車相場価格 | ||
| 88.4～102.5万円 | 48.7～89.0万円 | ||
加飾を省いて低価格を実現したエントリーモデルのプレオ！
スバルのプレオは、ダイハツからミラのOEMを受けて販売している軽2BOXハッチバックカーです。
軽自動車のエントリーモデルという位置づけであることから、エクステリア、インテリアともに余分な加飾を省き、シンプルなデザインにして廉価モデルにまとめていることが大きな特徴です。
最近の軽自動車の傾向は、ファーストカー(1台で需要が満たせる車という意味)の方向性を強く打ち出しているので、高級車に劣らぬ充実した装備を持っている車種が多く見受けられます。
プレオはその方向性とは逆ですが、シンプルな分、他の高級志向の軽自動車にはないメリットを持っています。
車高は低いが室内長と室内幅はトールワゴンと変わらず！
現在軽自動車の主流デザインは、全高1.6mを超すトールワゴンや、さらに全高を高くしたスーパーハイトワゴンとなっており、それらに比べて車内空間が低い2BOXハッチバックは傍流となっています。
車内空間が広く装備も充実していることから、トールワゴン系にはオールラウンドな魅力がありますが、それらの空間や装備を必要としない人にとっては無用の長物で、むしろプレオのようにコンパクトで運転のしやすい車種の方が最適といえます。
車内は室内高こそ低いものの、意外に広く、長さは2000mm、幅は1350mmあり、トールワゴンとあまり変わりありません。
とくに後部席は前後乗員間距離が980mmあるので、足元にゆったりとした空間を確保できます。ただし後部席は一体型のベンチシートで背もたれの厚みが薄いため、大人が長時間座るには適していません。
コンパクトな車体の魅力は取り回しの良さ！
軽2BOXハッチバックの利点は取り回しの良さです。トールワゴン系に比べてボンネット部分を長くとっているので、エンジン以外のスペースに余裕があり、タイヤの切り角度を多くとれることから、最小回転半径は4.2mに抑えられています。
トールワゴン系の最小回転半径が4.4～4.7mなので、小回りという面では大きな優位性を持っているといえます。
車内の高さはどうしてもトールワゴンに比べると低くなってしまいますが、その全高も都市部ではメリットになることもあります。
立体駐車場の多くは全高1.55m以上の車種は入庫することができませんが、プレオの全高は1530mmなのでほとんどの立体駐車場に適応しているため、都市部で駐車場に困ることはありません。
必要最低限の装備だから操作性もカンタン！
プレオはエントリーモデルということもあって、グレードは1種類しか用意されていません。装備は日々の運転に必要な装置だけという、快適性においてもシンプルに徹しています。
メーター回りには速度計とインフォメーションディスプレイだけが配置され、エアコンはダイヤル式のマニュアル、一応、オーディオもついていますがCDプレーヤーとFM/AMチューナーが使えるだけで、派手なモニターはオプションでも用意されていません。
逆にシンプルな分、操作性や視認性に優れており、とくに高齢者で機械操作にあまり詳しくない人にとっては使いやすい装置類といえます。
中古車を選ぶなら先代プレオも検討材料に！
中古車市場でプレオを探すと、2009年登録モデル以前の車種が多くヒットします。この車種はスバルが軽自動車業界から撤退する前に自社製造していたモデルで、直列4気筒エンジンの搭載や4輪独立懸架のサスペンションを装着していたことから、中古車市場で高い人気を維持しています。
自社製造プレオに比べてOEMプレオは知名度も低く人気薄なので、中古車市場に出回っている車数は極端に少ない状況となっています。
2012年登録モデルで走行距離1～2万kmの状態が良い車種もありますが、販売価格は50～70万円と決して安くありません。プレオを中古車で購入するなら先代プレオも検討材料に入れることをお勧めします。
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