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日産 NV100クリッパーリオとスズキ エブリィワゴン徹底比較!

日産・NV100クリッパーリオ スズキ・エブリイワゴン

商用キャブオーバー型1BOXタイプを乗用ワゴンに改良した車種は、車内の広さや安定した走行性能から根強い人気があります。

日産でも商用のNV100をワゴンにした、NV100クリッパーリオを販売していますが、この車種はスズキ・エブリイワゴンのOEM供給車であるため、エクステリアやインテリア、走行性能はすべて同じです。

こちらのページでは、NV100クリッパーリオの特徴について解説、あわせてNV100クリッパーリオとエブリイワゴンの価格について比較を行います。

ボディサイズはついに軽自動車枠ギリギリまで拡大!

NV100クリッパーリオとエブリイワゴンのエクステリア
全長:3395mm
全幅:1475mm
全高:1910mm(ハイルーフ車)
ホイールベース:2430mm
車両重量:970kg
最小回転半径:4.5m

キャブオーバー型1BOXワゴン(フロントにクラッシャブルゾーンの短いボンネット部分を設けていることからセミ1BOXと呼ぶこともあります)は、ダイハツとスズキの両社がジャンル市場をほとんど占めています。

他社からもキャブオーバー型1BOXワゴンは販売されていますが、トヨタ系列はすべてダイハツのOEM、ホンダを除く他車はすべてスズキのOEMを受けて販売しています(ホンダは自社のバモスを販売していますが、設計が古く、1BOXワゴンの市場にはほとんど影響を及ぼしていません)。

特にスズキは、三菱とマツダにも供給しているので、自社とこの日産のNV100クリッパーリオを合わせると、日本の自動車界でも珍しい4姉妹車となります。

スズキのエブリイワゴンが2015年の2月にフルモデルチェンジを行ったため、NV100クリッパーリオも約1週間遅れてフルモデルチェンジ車を発表しました。

全長と全幅は、軽自動車規格ギリギリの3395mm、1475mmと変わりませんが、全高がさらに伸び、こちらも軽自動車規格まであと90mmに迫る1910mm(ハイルーフ車、標準ルーフ車は1815mm)となりました。

完全フルフラットになるシートアレンジ!

NV100クリッパーリオのインパネ エブリイワゴンのシートアレンジ
商用のNV100クリッパーと共通部品を使っているが、塗装を変え、センタークラスターにシルバーパネルを使って高級感を出している。 NV100クリッパーリオと基本的に同じ。
室内長:2240mm
室内幅:1355mm
室内高:1420mm(ハイルーフ車)

ボディ側面は垂直なエクステリアとなっており、できるだけ車内空間を広くとる設計が行われています。キャビン部の全長は2240mm、全幅は1355mm、全高は1420mm(標準ルーフは1315mm)まで拡大されました。

この寸法を見ると、スーパーハイトワゴンと変わらないのでは?と疑問に思う人もいますが、キャビン部の全長とは、前方ダッシュボードから後部席ヘッドレストまでの長さのことで、その後ろにある荷室は含まれません。

キャブオーバー型1BOXワゴンはエンジンが座席の下にあるので、前部席を車体前方にレイアウトできることから、キャビン部はスーパーハイトワゴンと変わらないサイズでも荷室を広くとれるというメリットがあります。

NV100クリッパーリオは、4人乗車時でも荷室にたっぷりと荷物を積載できることに加え、前部席と後部席の背もたれを後倒させると、完全なフルフラット空間を作り出せます。

スーパーハイトワゴンのフルフラットは、後部席背もたれがフラットにならないので、ここまで広い空間を作り出すことはできません。

1BOXワゴン初となる衝突回避支援システムを搭載!

両車の衝突回避支援システム
日産はエマージェンシーブレーキ、スズキはレーダーブレーキサポートとネーミングしているが基本的な機能は同じ。フロントガラス上部のレーザーレーダーが前方の車や障害物に一定の距離以上に近づくと検知、警告灯と警告音でドライバーに危険を知らせ、エンジン制御を行うシステム。

キャブオーバー型1BOXワゴンは、女性を訴求対象としていないので、装備面はトールワゴンやスーパーハイトワゴンに劣っています。

これはフルモデルチェンジしたNV100クリッパーリオの現行車でも変わりありませんが、これまでの1BOXワゴンには無縁と思われていた衝突回避支援システムが搭載されました。

エマージェンシーブレーキ(エブリイワゴンはレーダーブレーキサポートとネーミング)は、フロントガラス上部に設置した赤外線レーザーレーダーによって前方の車両や障害物を検知、衝突の危険を察知するとメーター内の警告灯と警告音で、運転者に衝突の危険を知らせ、さらに前方対象物との距離が縮まると緊急用自動ブレーキを作動させて衝突を回避、または衝突時の被害を軽減させます。

また駐車場などでシフトレバーをリバース(Rポジション:バックのこと)に入れたつもりがDレンジに入り、アクセルを踏んでしまって前方障害物に激突する事故が頻繁に発生していますが、エマージェンシーブレーキには踏み間違い衝突アシスト機能もついており、前方に障害物がある時に強くアクセルを踏むと自動的にエンジン出力を抑制、衝突被害を軽減させます。

まとめ

NV100クリッパーリオ、エブリイワゴンとも発売からすでに1年が経過しているので、中古車相場に現行車が出回っています。

NV100クリッパーリオは、エブリイワゴンに比べてネームバリューが低いため車数は少ないのですが、だからといって安いわけではなく、相場価格はほぼ同じ、むしろ若干高めに設定されています。

走行距離5万q以下の登録済み使用車を見ると、エブリイワゴンのターボモデルが130〜150万円の範囲内で見つかることに対して、NV100クリッパーリオは140〜160万円が中心価格帯となっており、やや高値傾向となっています。

走行距離2万q前後でも、NV100クリッパーリオの高値傾向は続いており、中心価格帯は120〜130万円で、エブリイワゴンの方が10万円前後安い設定になっています。

中古車で購入する場合は、NV100クリッパーリオよりエブリイワゴンの方が台数も多いので、好条件の車種を選択できるといえます。

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