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マツダ フレアとダイハツ ムーヴ徹底比較!

マツダ・フレア ダイハツ・ムーヴ

マツダは軽自動車に関して、すべての車種においてスズキとOEM関係を結んでおり、このフレアもワゴンRの供給を受けて販売しています。

ワゴンRとフレアの異なる点は、フロントマスクのオーナメントとリアのブランドバッジ以外になく、エクステリア、インテリア、走行性能はワゴンRと同一です。

こちらのページでは、フレアとワゴンR最大のライバル、ダイハツのムーヴと、エクステリア、インテリア、走行性能について徹底比較を行います。

両車ともに万人受けするトールワゴンという設計方針!

フレアのエクステリア ムーヴのエクステリア
全長:3395mm
全幅:1475mm
全高:1640mm
全長:3395mm
全幅:1475mm
全高:1630mm

フレアとムーヴは全高1.6〜1.7mのトールワゴンに属しますが、このジャンルを開発したのはワゴンRで、長くワゴンRはトールワゴンのベンチマークとして販売台数のトップに君臨していました。

しかし昨今の軽自動車ブームを受けて、各メーカーとも軽自動車のスタンダードとなったトールワゴンの市場や訴求対象を徹底研究、次々に新しいタイプを登場させ、今やワゴンRのブランド力だけでは販売台数を伸ばせず、フルモデルチェンジした新しいトールワゴンが、販売台数のトップを占めるという群雄割拠の時代に突入しています。

2015年4〜9月の軽自動車通称名別新車販売確報(全国軽自動車協会連合会調べ)を見ると、トールワゴンのジャンルではムーヴがワゴンRをわずかに上回っています。

これはワゴンRのフルモデルチェンジが2012年であることに対し、ムーヴは2014年と比較的新しく、エクステリアやインテリアのデザインにユーザーが新鮮さを感じていることが大きな要因となっています。

ちなみにトールワゴンの第1位は軽自動車最後発の日産デイズ、総合1位は長く軽自動車で不振を続けていたホンダのN-BOXであることを見ると、もはや軽自動車業界においてスズキとダイハツの二強という図式は成り立たなくなってきていると言えます。

スズキとダイハツの軽自動車における開発の方向性は、それぞれのジャンルにおいて万人受けする基幹車種を作り出し、そこから各訴求対象に対して最適の派生車種を販売するという方針を見せています。

したがってスズキのトールワゴンの基幹車種、ワゴンRのOEM車となるフレア、ダイハツのトールワゴン基幹車種となるムーヴは、それぞれエクステリアにおいて万人受けするデザインを踏襲しており、ベーシックなデザインに収まっています。

上質な車内空間が求められるトールワゴンで実用本位のままのフレア!

フレアのインパネ回り ムーヴのインパネ回り
平坦なデザインで寒色の車内トーン。
車内長:2165mm
車内幅:1295mm
車内高:1265mm
立体的なデザインで暖色系仕様。
車内長:2080mm
車内幅:1320mm
車内高:1280mm

軽自動車のトールワゴンは、小型車や普通車と同じように家族で使える1台、いわゆるファーストカーとしての役割を十分に果たせることから、メーカー側も装備を充実させ、車内の快適性を高めています。

デイズはそれまでの軽自動車にはない優れたデザイン性と上質な車内空間によって、ムーヴやワゴンRを上回る販売成績を上げました。

ファーストカーとしての上質な車内空間は、もはやトールワゴンにとって必要不可欠な装備となりますが、フレアはやや実用本位のデザインになっている傾向にあります。

メーターにはエコ運転をするとグリーンからブルーに変化するステータスインフォメーションランプがあるので、一応、インテリアのアクセントにはなりますが、それ以外の内装色はグレーで統一され、ダッシュボードに起伏はなく、ドアトリムも平凡なデザインに収まっています。

ムーヴは2014年のフルモデルチェンジだけに、インテリアは上質空間でまとめられています。内装色は明るいアイボリーを主体とし、ダッシュボード上部を艶消しブラックで塗装、目にも優しいツートーンの配色を採用しています。

またダッシュボードは、エアコン吹き出し口をセンターにレイアウト、その下にセンタークラスターを配置しており、滑らかな曲線と立体的な構成が抑揚感を生み出しています。

フレアの燃費効率はトールワゴンでトップクラス!

フレアのハイブリッドシステム ムーヴの熱交換システム
発進や加速の際、ISGモーター付き発電機がエンジンをアシスト、減速時はISGが専用バッテリーに回生エネルギーを蓄電。 CVTフルードが熱を持つとエンジン冷却水と熱交換、エンジンとCVTの最適温度化を図り、燃焼効率や変速効果を高める。

エクステリアはベーシックでインテリアも実用本位と、現在のトールワゴンの潮流から見れば古さを感じさせるフレアですが、S-エネチャージ搭載モデルはJC08モードで33.0q/Lと燃費効率で高い数値を実現しました。

従来のエネチャージは、ブレーキを踏んだ時に発生する回生エネルギーを専用のバッテリーに充電するだけのシステムでしたが、S-エネチャージはエンジンをアシストするモーターを装備した、簡易型のハイブリッドシステムとなっています。

現在、軽自動車でハイブリッドシステムを搭載している車種はなく、フレアの燃費効率はトールワゴンの中でトップクラスの値です。

ムーヴも回生エネルギーの蓄電やCVTサーモコントローラー(エンジン冷却水とCVTフルードが相互に熱交換を行ってエンジンの燃焼効率を高めるシステム)などの新技術を採用、JC08モードではトールワゴンでも上位の値となる31.0q/Lを記録しています。

まとめ

前述した軽自動車通称名別新車販売台数確報で、フレアはベスト15に入っておらず、調査した期間ではわずかに3881台しか販売されていません。ムーヴが52645台であることを見ると、その差は歴然です。

フレアとワゴンRの選択ならともかく、フレアとムーヴであるならば、フレアを選ぶことにあまりメリットはありません。

しかしトールワゴンの歴史を築いてきたワゴンRには、スズキとしての矜持もありますし、フルモデルチェンジが予想されているので、どうしてもフレアを欲しいのであれば、もう少し待ってフルモデルチェンジ後に購入することをお勧めします。

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