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ダイハツ キャストとスズキ ワゴンR徹底比較!

キャストスタイル スズキ・ワゴンR

トールワゴンは操縦性と居住性を両立させたオールラウンドな軽自動車ですが、ダイハツが2015年に発売したキャストはあえて個性を細分化、3タイプの車種を用意しました。

SUV的なアクティバ、ベーシックなスタイル、走行性能に特化したスポーツとあり、多様化するニーズに答える形となっています。

このうちのベーシックなモデルであるスタイルとオールラウンドな軽自動車として定評のあるワゴンRを徹底比較、エクステリアから安全性能までの違いを検証します。

トールワゴンより低くて2BOXハッチバックより高いキャスト!

キャスト ワゴンR
全長:3395mm
全幅:1475mm
全高:1600mm
車両重量:840kg
全長:3395mm
全幅:1475mm
全高:1660mm
車両重量:790kg

キャストは全高が1600mmピッタリとワゴンRよりも60mm低く、トールワゴンと2BOXハッチバックの中間に位置する車高となっています。やや全高が低いことがキャストをこれまでのジャンルに分けることなく、個性を特化させた車種として位置づける要素となっています。

キャストのエクステリアはボンネット部分を長く設け、キャビン部のウインドウ面積を小さくしてベルトラインから下の塊感を強調していることが特徴です。丸目のヘッドライトカバーにハニカム模様の大口径ラジエターグリルを採用し、ややレトロな雰囲気を醸し出しています。

ワゴンRが初登場したのは1993年、当時は2BOXハッチバックか商用タイプのキャブオーバー型しかなかった軽自動車にトールワゴンという新ジャンルを生み出しました。

ショートノーズで背の高いキャビン部という構成はトールワゴンの定番となり、ワゴンRが他車のベンチマークとなっている点は今も変わりありません。

エクステリアはモデルチェンジを行う毎にリファインされていますが、エッジの効いたシャープなイメージは歴代のワゴンRから継承されています。

オールラウンドの要素に応えるワゴンRは車内が広い!

キャスト車内空間 ワゴンRの車内空間
車内長:2005mm
車内幅:1320mm
車内高:1245mm
車内長:2165mm
車内幅:1295mm
車内高:1265mm

キャストスタイルの車内空間はボンネットを設けて車高を低くするというデザインのために制約を受けており、キャビン部はワゴンRに比べて車内長で160mm短く、車内高では20mm低くなっています(全幅ではキャストスタイルが25mm上回っている)。

実用性を考えると大きな差となりますが、4人乗車や荷物を機会が少なく、むしろ自分1人で、あるいはパートナーと2人でスタイリッシュに乗りたいという人であればまったく気にならない違いといえます。

キャビン部が狭い分、あえてオールラウンドにデザインせず、乗員の快適性に特化していることがキャストスタイルのインテリアにおける特徴ともいえます。

前部席はリクライニング可能ですが、あえて前部席を倒してもフルフラットにせず、乗員の疲労軽減のためにホールド性の良い大きめのシートを使っています。

ワゴンRは広い車内を活かした多彩なシートアレンジが可能です。前部席のヘッドレストを外して後ろに倒すと後部席とつながってフルフラットな空間を作り出せるだけでなく、後部席と助手席を前倒させるとカーゴルームからフルフラットな床面が車内の助手席前まで広がります。

車中泊も大きな改造を行わずに可能となりますが、その分、座席のクオリティが下がり、ホールド性は悪くなります。また内装色もグレーのみとなっており、高級感に欠ける印象を受けます。

インパネ回りもキャストは豪華!

キャストのインパネ回り ワゴンRのインパネ回り
ブラックとシルバーを多用してシックな雰囲気にまとめている 実用本位のデザインで操作性に問題はないが素っ気ない

キャストスタイルの乗員優先姿勢はインパネ回りにも表れています。

運転席正面にインパネ、センタークラスターにパネルシフトレバーと一般的な軽自動車のレイアウトと同じにも関わらず、エアコンの吹き出し口をヨーロッパ高級乗用車と同じような横型デザインにしたり、速度計と回転計を独立させ、その周囲にシルバーリングを設けたり、ダッシュボード中央にピアノブラックのタッチセンサーディスプレイを配置したりと高級感を演出しています。

ワゴンRのインパネ回りはインテリア色同様、シルバーグレイ一色にまとめられているので、操作性に問題はありませんが、やはり実用本位のイメージが残ります。

後部衝突まで軽減可能なキャストのスマアシU!

キャストの衝突安全装置 ワゴンRの衝突安全装置
スマアシUは後方にもソナーセンサーを備えている レーザーブレーキサポートはフロントのセンサーのみ

安全性能では、両車とも衝突軽減システムをオプションで用意しています。

ワゴンRのレーザーレーダーブレーキはフロントガラス上部にレーザーレーダーを装着、レーザーレーダーが障害物を検知すると運転者に警告音を慣らしたり自動的に速度を落としたり、緊急の場合になると強制的にブレーキをかけて車を止めます。

キャストスタイルに搭載されている「スマアシU」はフロントガラス上部に単眼カメラ、ラジエターグリル内にレーザーレーダー、リアエンドにはソナーセンサーを設置し、前方の対車両や対歩行者だけでなく後方の誤発進も抑制、さらに単眼カメラによって車線を逸脱するような運転をすると警報を鳴らす機能までついています。

ダイハツのスマアシUは独立行政法人の自動車事故対策機構が実施する自動車アセスメントにおいて、先進安全車プラス(ASV+)を軽自動車で初めて獲得しています。

まとめ

オールラウンドな要素に対応できるワゴンRは便利であることに間違いはありませんが、日常的な運転の中で、オールラウンドな要素が発生する機会が少ない人もいます。

そういったユーザーに取っては広い車内もユーティリティ性の高いシートアレンジもあまり必要となりません。

子供を乗せたり大きな荷物を乗せたり、という家族ユーザーに取ってワゴンRは重宝な1台となりますが、街中をスタイリッシュに走りたい、という若年層男女であればキャストスタイルをお勧めします。

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