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スズキ ワゴンRとスバル ステラ徹底比較!

ワゴンR ステラ

スバルはトヨタのグループ会社になったことから軽自動車界から撤退、直列4気筒を搭載して4輪独立懸架のサスペンションを持っていた初代ステラもダイハツのムーヴOEM供給車になりました。

同じトールワゴンのジャンルに属するスズキのワゴンRとの比較は実質、ムーヴが対象となりますが、一部、スバル側による変更ポイントがあるので、それらを交えて徹底比較を行います。

ムーヴのOEM、ステラにはボディカラーが豊富に用意されている!

ワゴンRのエクステリア ステラのエクステリア
シャープなラインを基調とした無駄のないボディフォルムはトールワゴンのベンチマークになっている。 前後フェンダーを膨らませたグラマラスなボディフォルム。多彩なボディカラーを用意している。

一般的にOEMの供給される側は、変更ポイントを増やせばそれだけコストがかかるので、エンブレムや車名バッジの変更に留まりますが、スバルは元車であるムーヴとの差異化を図ろうとしてフロントマスクを大幅に変更しました。

ムーヴはラジエターグリルを格子柄にしており、バンパーの形状がはっきりと分かるデザインにしていますが、ステラはラジエターグリルを水平基調のブラックモールに変え、バンパーとロアグリルを一体化させています。このデザイン変更によってムーヴよりもすっきりしたフロントフェイスになりました。

ワゴンRはトールワゴンのジャンルでベンチマークとなるほど完成された車種なので、ライバル車種はワゴンRに備わっていない特徴を身につけようとしています。ステラはボディカラーを豊富に用意することで、エクステリアの面でワゴンRに対抗しています。

ワゴンRのボディカラーはわずか7色しかありませんが、ステラはファイアークオーツレッドやディープブルークリスタルマイカといったビビッドな色彩に加え、シルキーグリーンパール、ライトローズマイカメタリックなど、男性と女性、どちらも好みそうなボディカラーを用意、さらにルーフをホワイトにしたツートーンも選べるようになっています。

走行性能や燃費性能はワゴンRのSエネチャージが有利!

ワゴンRのSエネチャージ ステラの底深アンダートレイ
スタート時はモーターがアシストするので軽快な走りを実現。また燃費効率も高くJC08モードで33.0km/Lを記録。 荷室床パネルの下にある収納スペース。背の高い荷物を積む、常備したい工具を入れておくなど、さまざまな使い道がある。

ワゴンRにはSエネチャージという簡易型ハイブリッドシステムが搭載されています。軽自動車ではスズキだけがハイブリッドシステムを採用しており、発進や加速でモーターがアシストするので俊敏な走行性能を持ち、ブレーキの回生エネルギーを蓄電して電装品に回すため、燃費効率も良くなります。

空気抵抗率が高いトールワゴンでもJC08モードで33.0km/Lを記録、ステラの31.0km/Lはけっして悪い数値ではなく、トールワゴンでは高い方ですが、それでも差をつけられています。

ただしハイブリッドシステムを装備すると、どうしても部品が多くなって限られたスペースの軽自動車空間を圧迫します。オールラウンドな用途が求められるトールワゴンにおいて収納能力は重要ですが、この点においてはステラがワンポイント上回っています。

トールワゴンは4人乗車時、どうしても荷室が狭くなってしまいますが、荷室床パネルを開けると深底のアンダートレイがあるので、背の高い荷物を搭載したり、車に常備しておくと安心な工具や傘などを目につかないようにしまっておいたり、と用途に合わせて使い分けることができます。

またワゴンRは後部席床下にハイブリッドシステムの一部をレイアウトするため、どうしても後部席の座面が高くなり、後部乗員のヘッドクリアランスに余裕がなくなってしまいます。

衝突軽減システムはステラのスマアシUが優勢!

ワゴンRのレーザーレーダー ステラのスマアシU
フロントガラス上部のレーザーレーダーが先行車を認知、衝突の危険範囲内になると自動ブレーキを作動させる。 レーザーレーダー、単眼カメラ、ソナーセンサーで先行車だけでなく歩行者や後方障害物にも対応している。

安全面では両車とも衝撃吸収ボディやデュアルエアバッグ、シートベルトの高性能化などを行っており、軽自動車では高水準を保っていますが、グレードに設定されている衝突軽減システムではステラの方が優れています。

ワゴンRが装着するレーザーレーダーブレーキはフロントウインドウ上部にレーザーレーダーを設置、レーザーで前方の車両との距離を測定して衝突の危険が高まると自動ブレーキが作動する仕組みで、対車両にしか働きません。

ステラが搭載しているスマートアシストUはフロントウインドウ上部に単眼カメラ、ラジエターグリル内にレーザーレーダー、さらにリアにソナーセンサーを内蔵しており、さまざまな状況で危険を察知、衝突回避の行動に出ます。

先行車との距離が縮まった時に衝突の危険を回避するだけでなく、前方約40m以内に歩行者がいると単眼カメラが察知するとメーターで警告のランプを点灯させると同時にブザー音を発し、後方駐車で誤ってシフトレバーをR(後退)に入れてアクセルペダルを強く踏むと警告音とランプ点灯で運転者に注意を勧告、エンジン出力を抑えて発進を緩やかにします。

どちらの機能も使わなくて済めばそれに越したことはありませんが、万が一のことを考えるとスマートアシストUの方が頼れる存在となります。

まとめ

トールワゴンでオールラウンドの用途を求める場合、発売からの歴史が長いワゴンRはその分、技術力と経験の積み重ねがあるので外れることはありません。しかしステラはそのワゴンRを追い越そうと、ワゴンRにはない魅力を備えています。

ヒットしている車種よりも少数派で他の人があまり乗っていない車種を選ぶなら、ステラは最適の1台となること、間違いありません。

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